端材の保存と再利用
端材とは、すでに手元にある在庫です。CutGridはシートの残材をライブラリに保存でき、新しい在庫を開封するよりも在庫リストの残材を使う方が効率的な場合はそちらを優先します。
シートの残材
ミリ単位のシートでは、プランを作成した後、両辺が200 mm以上ある空き矩形がすべてライブラリへの保存候補として提示されます。保存するとサイズを名前にした1枚の在庫として在庫ライブラリに書き込まれます。次の作業に自動的に追加されるわけではありません。その作業の在庫リストにライブラリから手動で追加してください。
シート残材の活用
1200 × 600 mmの残材を2440 × 1220 mmのフルシートと並べて在庫リストに登録し、564 × 400 mmの棚板を2枚レイアウトします。プランは残材1 枚を使用し、フルシートは1枚も開封しません。
| パーツ | 幅 (mm) | 高さ (mm) | 数量 |
|---|---|---|---|
| 棚板 | 564 | 400 | 2 |
この例に対してCutGridのオプティマイザーが生成したレイアウト。色付きのブロックがパーツ、破線エリアが端材、外周の帯がトリムです。
- 棚板
Barの残材
1600 mmの切断を10本、鋸代3 mm、端トリムなし。6000 mmのBarには3本収まります(3 × 1600 + 2 × 3 = 4806 mm、残り1194 mm)。10本の切断にはBar 4 本が必要です。
1800 mmの残材を在庫リストに追加します。残材には1600 mmが1本収まるため、プランは残材1 本とフルBar 3 本を使用します。
フルBarだけでリストをカバーできる場合、残材は使われません。6500 mmのBarでは1本に4本収まります(4 × 1600 + 3 × 3 = 6409 mm)。そのためBar 3 本で10本すべてをカバーでき、残材はカットされません。
| パーツ | 長さ (mm) | 数量 |
|---|---|---|
| カット | 1600 | 10 |
| 在庫 | 残材カット数 | フルBarカット数 |
|---|---|---|
| 6000 mmのみ | — | 4 |
| 1800 mm残材 + 6000 mm | 1 | 3 |
| 1800 mm残材 + 6500 mm | 0 | 3 |
この例に対してCutGridのオプティマイザーが生成したレイアウト。色付きのブロックがパーツ、破線エリアが端材、外周の帯がトリムです。
- カット
保存する価値がある端材
用途を具体的に思い浮かべられる端材だけを保存しましょう。棚板・引き出し底板・扉に使えるサイズのシート片、および普段カットする最短寸法を超えるBarの残材が対象です。それぞれに材質・厚さ・サイズを記載し、シートの端材は平置きで保管してください。
端材は、プランに組み込んで初めて「無料の材料」になります。作業に追加しないライブラリは、ただの保管場所に過ぎません。
よくある間違い
すべてを保存してしまう
小さな端材はスペースと整理の手間を消費します。最小サイズを決めて、それを守りましょう。
端材を作業に追加し忘れる
保存した端材は、作業の在庫リストに追加するまでライブラリで待機したままです。
材質を把握できなくなる
18 mmのバーチ端材と18 mmのMDF端材は別物です。ライブラリの登録情報に材質を必ず記載してください。
よくある質問
- CutGridが保存候補として提示する残材はどれですか?
- ミリ単位のシートで、両辺が200 mm以上ある空き矩形がすべて対象です。
- CutGridは常に残材を使いますか?
- 新しい在庫を開封するよりも効率的な場合に残材を使用します。フルBarやフルシートだけでリストをカバーできる場合は、6500 mmの例のように残材は在庫に残ります。
- 端材は廃材としてカウントされますか?
- プラン上では、完成パーツ以外の購入材料はすべて廃材です。端材を再利用すると、次の作業の廃材量が減ります。